●2004年1月、12度目の来日を果たしたTOWER OF POWER。そして今回の来日は記念すべき、当ファンクラブ
”BUMP CITY JAPAN” 発足後、初の来日となった実にメモリアル的な来日となりました。
今回は日頃からTOWER OF POWERを、そしてこのファンクラブを支えてくれているファンの皆様にLIVEのレポートを
していただきました。 この場をお借りしましてレポートをお寄せくださった皆々様、本当にありがとうございました。
それでは前置きはこれくらいにして、、、 あの感動をもう一度!!
◎スネアドラムの強烈なショット!! もう嬉しいのなんのって。
レポート:通りすがりのTOPファンさん【名古屋BN】 1月17日
名古屋ブルーノート・1月17日1stステージを大いに楽しみました。
席はなんとデイヴィッド・ガリバルディの真横です。従ってホーンセクションを背中から見る位置なので、
彼らのパフォーマンスを楽しむのはちょっと薄れてしまいましたが、その代わり、スネアドラムの強烈なショットや
バスドラムの超強力なキックを浴びて、もう嬉しいのなんのって、それで十分でした。彼のショットの凄さ。
教則本にも出てる強弱をきちんとたたき分ける2レベルサウンドの動きが華麗な中で、強いショットを打つ時の
その振り下ろすスティックが全然見えないのにはぶったまげました。強烈な音がしたと思ったらもうスティックは
ちゃんとそこにいる!残像が見えてもいいはずなのに全く見えないんです。それからWhat Is Hip?のドラムのグルーブ感。
初演当時のノリとはまた別の、ラテン色、JAZZ色の入ったいい感じでした。Soul Vaccinationの途中に入るオカズ
などは、お年を召した分(?)シンプルになった部分もありましたが、そこは逆に渋さが光ってました。
とにかくグーでした。
◎まだ何も演奏してないのに、もう自分を押さえられない・・・
レポート:LetaManbeaManさん【東京BN】 1月19日/1月23日/1月24日
1月19日。東京初日。
いつになく手早く仕事を終え、何故か足早に、というか小走りで表参道の駅から
ブルーノートまで歩きました。時間的には十分間に合うはずなのに、既に普通の状態じゃありませんでした。
駆け込むように会場に入り、後ろの壁前の席に案内されると、横にはAdlib編集長(この日タワー特集号発売!)がいて、
その前に立っていた櫻井会長と談笑してました。私も櫻井会長と二言三言ご挨拶させてもらって、開演前の興奮はピークにっ!
しばらくするとメンバーが来た、来たぁ〜っ!ロジャー、ジェフ、おぉ〜ロッコがぁ〜、DGがぁ〜!まだ何も演奏してないのに、
もう自分を押さえられない... 最初の「Eastside」のスネア一発!で昇天寸前。その後ホーン隊が入場してきて、
一発吹いたブレイクの後、「Tower! Of! Power!」のコール!「ウォー!」「イェー!」「アーッ!」、と会場から一斉に
歓声が。かっこ良すぎ...もう即死状態。その後も、「Just Enough And Too Much」でジェフのギターにやられ、
「So I Got To Groove」では名物ドク踊りを拝み、「Willing To Learn」でラリーの歌いっぷりにノックアウトされ、
「Squib Cakes」でのイントロのお茶目なホーン隊に笑い、「Diggin’ On J.B.」では一緒に歌い、「Hip」では「ソォ〜ル!」と叫び。。。
新旧バランスよく織り交ぜた選曲で、あっと言う間の1時間とちょっと。新しいアルバムで一番聴いてみたかった
「Page One」が何だか地味に感じるくらい(かっこ良かったですけど)、素晴らしい曲とホットな演奏で楽しませてもらいました。
今回はDGとRoccoのリズム隊のキレの良さにビックリしました。普通は歳を取るとキレがなくなってくるもんだと思うんですが、
二人は前回来日したとき以上に良くなっているような気がしました。この二人を見れるだけでも凄いもんですが、
知ってのとおりタワーはそれだけじゃない。ホーンセクションもボーカルも、ギターもキーボードもみんな上手いし、見せてくれます。
リズム隊を注意深く聴いてばかりもいられず、いつも気が付くとバンド全体を見て聴いて楽しんでいます。
見てもよし、聴いてもよし、歌ってもよし、叫んでもよし、踊ってもよしの、宇宙一のソウルバンドだと思います。
23日は会社を休み、髪を切ったりなどしてから身を清めて挑みました。24日も興奮のためか、普段の休日にはあまり
起きない時間に目が覚め、速攻で準備して家を出ました。23日は最前列で見たりとか、24日はファンクラブの皆様と
一緒に最初から盛り上がりまくりだったりと、どの日も良かったのですが、やっぱり待ちに待ってた初日のファーストの印象が
一番強烈でした。それから24日の懇親会も大変楽しく過ごさせていただきました。あの懇親会を実行するために、
櫻井会長やToshiさんを始めとするスタッフの皆様の並々ならぬご苦労があったことかと思います。本当にありがとうございました。
微力かとは思いますが、次回は私にも何かお手伝いをさせてください。よろこんで働きます。長くなりました。
「Keep Your Dream Alive!」の言葉を心に留め、次回の来日までまた日々頑張りま〜す!
◎アルバム大音量全開で聞いてたそのままがステージに!!
レポート:steinwayさん【東京BN】 1月22日
行ってきましたTower Of Power!!最高です。
オープニングはギターのカッティングとまさにFunkのリズムに乗せて『Tower Of Power』を合い言葉にスタート!
約1時間半のステージもあっと言う間で曲目は往年のノリの良いもののみを上手くチョイスしてあり誰でも
楽しめる様にプロデュースされていました。
ステージ3分の1を終えた辺りからは全てのオーディエンスがスタンディング!!(これが不思議なくらい自然なんです。。)
キメに合わせたブラスセクションのドリル(みんなでホーンの方向をバシッっと決めたり踊ったり)とにかく飽きさせない!
何と言ってもラリー・ブラッグス(ボーカル)の歌唱力と観客の乗せかたが上手でしたね。
一番のお気に入りはやっぱり最強のリズムセクション!フランシス・ロッコ・プレスティア(ベース)、
デビッド・ガリバルディ(ドラムス)鉄壁のリズムが実に気持ちいい!!
ブラスセクションに隠れてステージでは少ししか見えない。。時折見える二人はあくまでストイックに完璧な
リズムを支えていてまさに玄人好み。
はっきり言ってこれだけの楽しいステージなら1週間通い詰めしたいくらいでした。2ndステージと曲目が
若干異なるので、初めから1st,2ndぶっ続けで買っておけば良かったと後悔した程。。
往年のT.O.Pオリジナルメンバー最強曲集ベスト版アンソロジーは絶対買いですね。このアルバム大音量全開で
聞いてみてこれがそのままステージになっている(+α)と思って間違い無いっ!
途中、ミュージシャンによっては話好きであったり、休むためにMCをやたら入れたりメンバー紹介やったりするけど、
T.O.Pは違うんです。全曲全開でひっきりなしにパフォーマンスしてくれました。(おいおい1stステージでこんなに飛ばして
持つのかよ?) ほぼメドレー状態でしたね。もう一回観たい!!
◎タワーオブパワーは世界一最高のファンクバンド!
レポート:岩間文男さん【東京BN】 1月22日/1月24日
待ったよ〜!前回の渋谷ON AIRから…。待ちに待った今回の来日公演レポ。
1月22日の1stステージだけでは物足りなくて24日(東京公演最終日)の2ndも行っちゃいました!
もはや演奏については何も言えません!言えることは、タワーオブパワーは世界一最高のファンクバンド!ということですね!
22日の公演は一番前の席で、ホーン隊のすぐ目の前だったので、あの滝のようなホーンセクションをたっぷりと
浴びることができました。耳元で5人のホーンセクションを聴き浴びて全身シビレてしまいました。
とくに「You're still a young man」のイントロ、←涙しちゃいました…。おまけに、デビッド・ガリバルディもホーン隊の
すぐうしろで叩いてたので、よーく見えました!っていうか、ほんの2メートル先あたりで叩いてたので、手元も拝見
できたし、音もほぼ生音で聴くことができたんです!そしてその隣にはベーシストのロッコ・プレスティアの姿!
デビッドとロッコとが一緒に演奏してる姿を目の前で見れた!!こんなに嬉しいことはないですね〜。言葉にならない
感動です。ラリーが目の前で歌った「Willing To Learn」の熱唱にも感動のあまり鳥肌が立ちました。
24日(土)は仕事だったけど、終わってから車で南青山直行!立ち見席でもいいから是が非でももう一度聴きたいんじゃ〜!
それだけしか頭になかったんです(笑)。ブルーノートに着いたのは20時30。2ndステージは21時30から。
まだ間に合うなぁ、と中に入ったらビックリ!もぉーんのすごいひと!ヒト!人!こりゃ〜当日立ち見希望の人は
入場できないかな?せっかく遠くから来たのに…と心配になってしまったけど、最後の最後に入場。21時30分
過ぎてからの入場だったけどまだライブは始まっていなかった。ギューギューの会場内ではもう立ってる場所がないほどの
人だったけど、店員さんが「前の方のお席で空いてる所がありますが、よかったらどうですか?」と超ラッキーな一声!
誘導に着いてくと、そこはまたしてもステージ直前!しかも、22日とは違う場所!もう、興奮度120%!演奏に合わせて
一緒に歌い、踊り、ノリノリの2時間でした!アンコール曲は「What is hip?」。いや〜引っ張る引っ張る!
聴いてる誰もがファンクの渦の中に!ライブ終了後、デビッドとロッコに通路で会うことができてサインと握手をして
もらった際、「Meeting you,my life changed!」と伝えるとニッコリと微笑みうなずいてくれた。「Thank you David!」と
言うと、「You're welcome!」と笑顔の返事。最高に嬉しかったです!
という訳で、おそらく25年生きてきた中で今回の出来事は人生最高の感動だったと言えます!「生きてよかった〜!」
そう思いました(笑)。24日のステージでは感動のあまりに涙しちゃいましたし…。こんなにも好きなアーティストの
公演を見れたことは一生の宝物として大切に心にしまっておきます。もちろんサインも一生の宝物です!
◎TOPが記号化し始めた
レポート:のん@B.C.Sさん【東京BN】 1月24日
24日(土)東京 1stステージを見ました。
圧倒的なパフォーマンスでした。今になって思い返すと、感想としては"TOPが記号化し始めた"ということ。
超一流はそのオリジナリティーが極まっていくと"記号"として大衆に認識されていくと思います。
エルビス・プレスリーの太ってからの衣装ともみ上げ。染之助・染太郎の「おめでとうございま〜す」。
などなど、その人を知らなくても・別に興味が無くても、「その部分は知っている」のが"記号化"の意味です。
TOPでは"トランペットのハイトーン" "ドクのコミカルなキャラクター" "振り付け"など今までも"売り"であった部分が
更に強調されている点です。TOPを知らなくても、そのライブを見る機会があれば、その辺りが「すごかった」
「面白かった」ということになるわけです。JBが自らのライヴを「(色々な楽しさが詰まった)パッケージ・ショー」と
いうような意味の呼び方をしていたと記憶していますが、まさにスケールのでかいショーでした。
TOPがビートルズやストーンズのようになるとは思いませんが、決してこの先マニアック枯れていくのではなく、
さらに広く愛され浸透していくような気がします。「キャピタルS」が一番感動したなあ。
当日正午から、ファンクラブの計らいでのTOPのメンバーとの懇親会が催されました。メンバー全員が来場し、
興奮は一気に高まりました。我々BCSの皆で一緒に写真に収まり、サインをもらい、少しですが話も出来ました。
やっぱりリーダーのエミリオと話しが出来たのが一番でした。彼は常に悠然と構え、他のメンバーとは少し違う、
リーダーとしてやってきたという「成し遂げた男」の持つ目をしていました。目指したい。
◎人は何のために生きてるか知ってるか?
レポート:melonpanさん【大阪BN】 1月30日
この年になって、はじめて生TOPを、見ることができました。今でも、思い出せば、いつでも夢の世界に飛んでいくことができます。
おかげさまで、一番前のテーブルで見ることができてそれはそれは、ほんとにすごい間近で、すごい迫力。
みんな、ひっくり返るくらい、デカイんです。ホーンの人たち。あれじゃないと、あんな音、出ないんでしょうね。
(わかりきってることだけど、わたしは、ほんとにびっくりした)もう、目の前にずらっと並んだ時点で「どーすんの〜〜!?」状態で、
初対面のとなりの女性に思わずしがみついてしまった。(す〜さん、ごめんなさい)それで、一発、パキ〜〜ンって音が
出たとたんにわたしは、ぶっとんでしまって、我を忘れた80分。一人一人が、みんなすごいパワーで、ハイテンションで
ぐんぐん迫ってきて・・・・、もう言葉もありません!
昔から、大好きだったロッコさん、思ってたより とてもお元気そうであの、ベースプレイを、弦がブンブン震えているのまで
しっかり、見られて、息が詰まるほど大感激!あちこちで入る驚愕のフレーズに私は何度、気を失いかけたかわかりません。
それに、ボーカルのラリーさんが、かっこいいんだ、ほんと。TOPに、ぴったり。まるで、36年間、ずっと一緒にやってるみたいでした。
とても若いみたいだったけど、「YOUNG MAN」などのバラードも、絶品でした。
しかし、その彼に負けじと、観客を煽っていたのがエミリオさん。さすが、オリジナルメンバーの貫禄です。
実は、この日の大阪のお客さんたち、とても、お行儀が良かったのです。他会場の様子をきいていた私はいつまでたっても
すわったまんまで、もう、じりじり・・・。「まだか、まだ立っちゃいかんのか・・・・」ところが、後半、エミリオさんが
「さー、ええかげん、立ち上がらんかいっ!」と声がかかると、「よっしゃー!待ってましたー!」とばかりに、
会場全体が、一気に、コーフンのるつぼへと突入。やっぱ、これでなきゃ!
メンバー紹介の時、エミリオがDocを紹介したあと、2人で指切りみたいに、小指タッチ。(これも、いつもやるんですよね)
この2人、今までも、いろんなことがあっただろうけどいつもこんな風に突っ走ってきたんだろーなあ。
そんな彼らのパワーが、小指に、凝縮? 彼らにしては とてもかわいいポーズだったけど指先から、火花が見えたよ。
そして、ガリバルディさん。残念ながら、お顔はよく見えなかったけどあの音のわりには、淡々とした感じで叩いておられたようで
ちょっと以外でした。どこからあんな力強いリズムが、ってかんじです。
とにかく、怒濤のごとくなだれ込んだラストのWHAT IS HIPアンコールの、ラリーさん大熱唱の
YOU ARE STILL THE YOUNG MAN あ〜〜、もう終わりか〜〜!
2ndステージも、見ないと 全部見たことにならないらしいけど今回は、涙をのんでパス。でも、ライブのあと、
ロッコ、エミリオ ガリさん、ラリーさんにサインしてもらって、再び大興奮。とくに、あの、あの ロッコとしっかり目を合わせて
握手したときは、もう昇天気分でした、思わず、握りかえしてしまいました。こちらも、どこからあんな太い音が、と思うくらい
以外と、薄い手 だったように思いました。
翌朝 一晩中、What is Hip が、頭の中で鳴っててよく眠れなかったまま、ぼーーーっと起きてくると
だんなが、突然 言いました。
「人は何のために生きてるか知ってるか?」 「えぇ??(朝から、なんやいな)」
「昨日、寅さんが映画の中で言ってたで。毎日の中で、ああ、生きててよかったなあ、 って思う瞬間があるやろ。
その時のために生きてるねんて。 寅さんって、ほんまに偉いなあ。」
だんなは、何にもしらんけど、これってまさに昨日のTOWER of POWERのライブのことじゃないですか!
・・・いかがでしたか? 読む毎にあの感動がジワジワと甦ってきますよね。次回の来日も本当に待ち遠しいです。
そんな訳で以上、6名の有志レポーターによる素晴らしい記事をお送りしました。本当にどうもありがとうございました!!
次回の来日の際も皆様の熱いレポを募集したいと思っておりますのでシクヨロ!! これからもいいネタ、バシバシ
提供してくださいねーーー!! (製作スタッフ一同)