中心人物は"ミミ"という愛称の、エミリオ・カスティーヨという男。'51年に(一説には'50年)デトロイトで生まれた。 モータウン・レコードが産声をあげた町だ。ギリシア人とメキシコ人との間に出来た子供である彼は、 14才の時に 北カリフォルニアのベイ・エリアへと移って来た。リズム&ブルースが何よりも好きだった彼は、17才でバンドを結成する。 その時につけた名前が、モ−タウンズ。'67年のこと。でも、残念ながら、その当時のサン・フランシスコ一帯は、 サイケデリック・ロック一色。本来、踊るための音楽である彼等の演奏には、誰も見向きもしなかった。まして、レコード 契約なんて、とてもとても。どこのレコード会社が、「モータウンズ」なんていうバンドのレコードを出すものですか。 翌'68年、ミミはバリトン・サックス奏者のスティーヴン・クプカと出会う。元々はクラシックのオーボエ奏者であった彼を グループに引き入れ、バンド名も沢山の候補の中から、「タワー・オブ・パワー」と決めたのだ。これ、三つの単語の頭文字を 合わせれば "TOP"だし、それ以前に、「力の塔」と言えばーー未成年の君でも判りますよね。・・・ (会長:櫻井隆章)

以下、デビューからのメンバー遍歴調査(力作!)は当会員のchellowさんのご協力により作成しております。 chellowさん、毎度毎度本当にありがとうございます!!